goeemonの日記

日記を中心に私の読んだ本の感想などを書いていく予定です。マイペースでいきます。

時生(トキオ)を読んだ

 

時生 (講談社文庫)

時生 (講談社文庫)

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2005/08/12
  • メディア: 文庫
 

 これは遣伝性の病気で若くして命を断とうとしている青年(トキオ)が過去に行き、別の人間の体を借りて若い頃の自分の父親(拓実)に会いに行く。
そこで拓実が当時付き合っていた彼女がある事件に巻き込まれ、その彼女をトキオと2人で助けに向かうという物語。
事件の謎を解いていく途中で拓実が今まで避けてきた悲しい過去をしっかりと見つめてもらうためトキオがあの手この手で働きかけをしていく。
2人の親子のような親友のような会話が微笑ましい。(本当は親子なのだが...)
トキオが短い人生を終える前に産んで育ててくれた両親へのメッセージを必死になって伝えようとしている場面は感動もの。
最後はハンカチ必須です。