「人生の最後に食べたい料理」を提供する"最後の料理請負人"佐々木充。
彼が依頼を受けたのは第二次世界大戦中に中国の最高の宮庭料理である「満漢全席」を超える幻の料理「大日本帝国食菜全席」のレシピを探し出しそれを再現してほしいというもの。
佐々木はその幻のレシピを探す中で数々の謎に遭遇する。さらにその謎から新たな真実が...
幻のレシピを作った山形直太郎の料理への執念と愛情、また料理を食べてくれる人への想いには感激させられる。
後半からは今まで出てきた点が次々と線でつながれていき、さらに先が知りたくなり止まらなくなる。
クライマックスでの意外な結末には「えーっ!実はそうだったの!」と驚かされた。